京都工芸繊維大学工芸科学部 生命物質科学域高分子機能工学部門 高分子物性工学研究室

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    (1)waveにおける p (point) の意味 (2)tableの作成

    (1)waveにおける p (point) の意味 (2)tableの作成

    前回は、makeでwaveを作成した。

    make/O/D/N=5 wave0

    とコマンドラインで入力してみよう。
    (ちなみに/Dは、waveが32ビットの浮動小数点である事を意味する)

    wave0={0, 1, 3, 5, 7}
    とコマンドラインで入力してもよいが、今回は表を作成してみよう。

    ■IgorProのWindowsメニューから、「New Table…」を選ぶと以下のようなwave選択画面が現れる。

    さらに先ほど作成したwave0を選んで、実行(Do it)を選ぼう。すると、以下のような表が現れるはずだ。

    この表中に、データを手入力してもよいが、今回はもう少しだけwaveの扱いに慣れよう。

    ■wave0=1と入力してみよう。
    これですべてのデータが1になったはずだ。

    今度は、wave0=p と入力してみよう。
    これで0から4までのデータが入力されたはずだ。
    p は、wave配列の配列番号を表すので、「wave中の何番目のデータ」というのを指定するのに使える。これは後日説明する。
    また、wave0=x と入力しても同じだ。
    x と p には本当は深い意味があるが、wave1 を wave0に対してプロットして使う人にはみな同じだ。これについても後日落ち着いて解説する。

    ■もう少し多くの配列からなるwaveを作ってみよう。

    make/O/D/N=100 wave0, wave1

    上の命令によって、100個の配列からなる二つのwaveが作られる。
    さらに、New Tableメニューから呼び出しても良いが、

    edit wave0, wave1

    で、表を呼び出してみよう。そう、edit は、「New Table…」をメニューから選ぶのと同様、表の作成を行う命令だ。

    ■ さて、今日はこのへんでお開きとしよう。ところで、x軸のデータwave0が、0.001から100まで、y軸のデータwave1がy=x^2+3*xのデータを作成できますか?次回はこのデータの作り方を説明します。