京都工芸繊維大学工芸科学部 生命物質科学域高分子機能工学部門 高分子物性工学研究室

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    グラフの作成(3): exponential label

    グラフの作成(3): exponential label

    今回は、対数グラフの作成法について述べる。 まず、これまで説明してきた方法で、テストデータを作成しよう。

    make/D yy, xx; xx=10^(p/127*4-3); yy=xx^-2
    display yy vs xx
    ModifyGraph mode=3,marker=8,opaque=1

    最後の行についてはこれまで説明していなかったが、グラフ中の曲線上をダブルクリックすると曲線の外観を変えることができる。mode=3は、折れ線ではなく、マーカーシンボルである事を表し、さらに8番は○を意味する。○と○の重なりが透けないようにするのが、Opaqueオプションだ。

    さて、グラフの方は以下のようになっているはずだ。  

    このグラフを対数スケールに変えるためには、前回説明したようにグラフの軸上をダブルクリックする。

    上のような設定パネルが出てきたはずだ。Axis タブの Mode で、Logを選ぼう。すべての軸を選択しておけば一度に設定が変えられて便利だ(説明済み)

    その結果が上のグラフだ。

    縦軸は、10の何乗というふうに指数でスケールされているのに対し、横軸は小数表示だ。これでもよければ問題ないが、今回はこの小数表示を指数に変える方法を説明する。

    先ほどと同じグラフの外観を設定するパネル上で、Tick & Grips タブを選ぼう。ここの Exponential labels は、デフォルトで10000から0.0001となっているが、これを共に1にしてみよう。

    上の図のように横軸の表記が指数になったはずだ。コマンドでは、

    ModifyGraph logHTrip(bottom)=1,logLTrip(bottom)=1

    となる。